芝法人会とは
芝法人会は、税知識の普及、納税意識の高揚に努め、税制・税務に関する提言を行い、もって適正・公平な申告納税制度の維持・発展と税務行政の円滑な執行に寄与するとともに、地域企業と地域社会の健全な発展に貢献することを目的とし、その目的を果たすため、事業(税知識の普及・納税意識の高揚を目的とする事業、税制及び税務に関する調査研究並びに提言に関する事業、地域企業の健全な発展に資する事業、地域社会への貢献を目的とする事業 等)を行っています。
会長挨拶
先ほど開催されました「理事会」におきまして、公益社団法人芝法人会の代表理事・会長を仰せつかりました、竹ノ上藏造でございます。
私は、2017年(平成29年)に初めて会長職を仰せつかりましたので、第4期目となります。
「税の啓蒙」と「税知識の普及・促進」を目指す者の団体として、昭和25年に発足して以来、長い歴史をもつ芝法人会の会長職に就任し、改めてその責任の重さに身の引き締まる思いであります。
私ども芝法人会は、これからの数年間で大きな節目を迎えることになります。
一つ目の節目は、2年後の2025年に迎える「創立75周年」です。そして二つ目の節目は、4年後の2027年に迎えます「公益社団化15周年」です。
一方、法人会組織を取り巻く環境は、年々その厳しさを増しております。
私は、2019年から公益財団法人全国法人会総連合の監査役にあたる「評議員」を仰せつかっておりますが、かつて100万社を誇った全国の会員数も減少の一途をたどり、あと数年で70万社を割り込むのでは状況に、危機感を強く抱いております。
法人会組織は今、「社会的な存在意義」を問われているのかもしれません。
私といたしましては、「時代に即すこと」と「将来を見据えた挑戦」が大事ということです。
例えば、SNSなどを活用した広報活動は現代社会においてたいへん有効な手法でありますし、「スマホで簡単e-Tax」やマイナンバーカードで「コンビニで住民票取得」と同様のICT活用によるコスト・タイムパフォーマンスの向上を図るなど、時代に即した企画策定と会運営をおこなう必要があると思います。
同時に、故きを温ねて新しきを知り、法人会の「基本理念」や「行動規範」を遵守しつつも、これまでには想像すらできなかった、従来とはまったく異なる「発想」を大事に育てていくことが大切なのだと思います。
決して簡単なことではありませんが、俗にいわれる「旧態依然」「前年踏襲」の考え方からの脱却が求められている現在だと感じております。
2025年の「創立75周年」、2027年の「公益社団化15周年」と、大きな節目を迎えますが、そのずっと先、「100周年」を目指す私ども芝法人会であります。
持続可能性を高めるために、「地域社会に根差した事業の充実」と「新しい発想から生まれる企画力・発信力の向上」を急ぎ図る必要があります。そして「税務研修会」「税務広報企画」「租税教育企画」の3つの柱をより充実させ、同時に「地域連携・交流企画」を改めて推進いたします。 「芝」を拠点に、「港区」から全国に向けて私どもの活動を積極的に発信することで、法人会全体の知名度向上に貢献したいと考えております。
これまで諸先輩方が築きあげた「伝統」と「功績」を受け継ぎつつ、新しく就任された役員の皆さんとともに、芝法人会の更なる発展を目指し、誠心誠意、尽力してまいります。
皆様、改めまして、よろしくお願いいたします。
結びに、会員の皆様からの変わらぬご支援ご協力と、関係行政機関、関係団体の皆様方からのご指導ご鞭撻をお願い申し上げまして、会長新任挨拶とさせていただきます。
今期も何卒よろしくお願い申し上げます。
結
公益社団法人 芝法人会
会長 竹ノ上 藏造
【株式会社 第一製版 代表取締役】